通常マッチングアプリでは、最初の設定で性別を男性で登録したら女性と、女性で登録したら男性としかマッチング出来ず検索結果にも同姓のユーザーは表示されません。
これはつまりLGBTQ+として性的指向が同姓にある方だったり自身の性別が選択肢に無い方は十分なサービスを利用できないという事。
出会い系アプリの中にはゲイ専用やレズビアン専用と言った物がちらほら散見されますが、会員数と知名度はやはりまだまだ盛り上がりに欠けています。
世界的な傾向としては、LGBTQ+に対する理解を深めようとする動きも見られますが、マッチングアプリという小さな世界ではその意識は追いついていないと感じます。
そんな中、2019年6月に投稿されたあるマッチングアプリ(デートアプリ)の公式ページにて、「性的指向」を考慮した綱目の増加を行うとの発表がされました。
マッチングアプリTinderにてLGBTQ+へ向けた「性的指向」を導入
マッチングアプリとしては世界でも最大規模のTinderにて、「性的指向」の導入が決定されました。
それまでは異性愛者向けのマッチングアプリとしていましたが、「性的指向」の導入後はユーザーが設定できるプロフィールに男性・女性・両方以外のセクシャルも選べるようになったのです。
以下選択可能になった綱目です。
- ストレート
- ゲイ
- レズビアン
- バイセクシャル
- アセクシャル
- デミセクシャル
- パンセクシャル
- クィア
- クエスチョニング
この導入にはセクシャルマイノリティの定着を促進する非政府組織「GLAAD」強力の元、本格的に始動したプロジェクトでもあります。
世界でも有名なトップマッチングアプリがこういったセクシャリティの壁を超えて自由に恋愛が出来るよう働きかけるのも、今後の発展のためにこの上ない効果を得られると感じました。
日本初のマッチングアプリでは、まだまだこのような意識や配慮は低く感じますが、ペアーズなどに見られるコミュニティ機能では、バイセクシャルがテーマの物も出てきており少しずつではありますが、
LGBTQ+な方でも出会いやすい世界が作られてきています。
マッチングアプリだけでなく、ゲームなど自身が操作するキャラクターを作成できるコンテンツでも男性と女性に加え、新たなセクシャルを選択できるタイトルも出てきています。
この流れに乗って、日本でも人気のマッチングアプリでも、いつか「性的指向」が導入され、それが普通に想える日も近いかも知れません。
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